SUZUKI バーグマン200とYAMAHA XMAX250の比較!乗って思った欠点と良い所とは

SUZUKI

【結論】次世代ビクスク同士の比較

バーグマン200ABSは正直買おうと思っていたバイク。というのも購入のために電話で在庫チェックまでしたが、狙っていた在庫が先客に購入され断念し今のビクスク(ジェンマ250)に乗っている。

結論にも書いた通り次世代ビクスクでバーグマン200ABSの完成度もXMAX250の完成度もかなり高いが、個人的にはバーグマン200ABSを購入の手前まで行っていたのでややバーグマン200ABSによってレビューになってしまう。

今回の比較項目は以下の通り

  1. 積載量
  2. 足つき
  3. 最高速度
    1. 高速道路
  4. ウインドスクリーン
  5. 重量
  6. 外観と価格

積載量

容量はXMAXの方が上回るが、足つきとの兼ねあいでバーグマン200ABSも捨てがたい。

バーグマン200ABS

現行販売モデルでは足つきの割にはシート容量41Lはかなりの収納量を誇る次世代ビクスク。だが、しかし。2023年現在すでに生産は終了してしまった。

とにかく横幅と立幅が広い印象。深さがあるものは入らない分、幅広なのでビジネスバッグでさえすっぽり入ってしまった。

XMAX250もヘルメットがすっぽり入るが、こちらはヘルメットを横にするとシート下に入る。深さがないがその分、横幅、立幅が広いのでかなりの荷物が入るのが魅力。

XMAX250ABS

XMAX250のシートの中を見てみるとかなりバーグマン200と違うことがうかがえる。高さがとにかくある。欧州向けのXMAX125やFORZA125も同様のシート下形状をしていることからこれが欧州を含めて世界スタンダードなのかもしれない。

ヘルメットもXLサイズのSHOEI z-8をインカム、GOPROをつけてもシートが閉まる深さを兼ね備えている。

足つき

バーグマン200ABS

詳しい足つきは動画内で確認していただきたい。182cmで厚底ブーツあり185cmのトッサン(私)が乗った動画になる。シート高の数値では735mmと現在一番人気のスクーターPCX125と比べてもさらに30mm低いのがバーグマン200ABSのシート高だ。

正直「べた足」。以前のビクスクは足つきがよかった。というのをしっかりと踏襲している形だが、全長も短くなっているので735mmのシート高できつくても扱いやすい。

XMAX250ABS

はっきり言うが、人を選ぶバイクと言っても差し支えないだろう。バーグマン200ABSと全く同じ装備で乗車したのだが足つきは一言で「悪い」

182cmに3cm+の厚底ブーツでもかかとはつかない。190cmくらいでないとべた足ではなく、私も両足を地面につけるのは正直面倒だったので終始片足で停車していた。依然のビクスクとは違い足つきが悪く、次世代ビクスクの片鱗をのぞかせる。

最高速度

この内容は夢です。信じるか信じないかはあなた次第。

バーグマン200ABS

以前のバーグマン200ABSの動画ではオブラートに包んでいたので夢の内容をはっきり言うと125-130km/hくらいだ。なぜわかるのか。夢だからなのかもしれない。

さて、この数値を信じるか信じないかはさておき120km/hも出れば新東名高速道路が一番有名な120km制限区間でも走れるような気がするが、エンジン音がうるさい、そして何より回転数がかなり高いのでエンジンが焼き付いてしまいそうだ。快適なツーリングとは到底言えなさそう。

振動は100キロを超えてからややするのだが、120-130キロになるとハンドルの揺れが少し気になる気がした。実際そこまで速度が出るバイクは250cc以下では少ないので比較するのが難しい。

XMAX250ABS

XMAX250の最高速度は120キロくらいだった。というのも言い切るのもちょっと違う気がしていて、後述するがウインドスクリーンの位置が乗車当日は酷く「風が強すぎる天候だったためこれ以上だせなかった」

二つを比べると明確なのは100キロからの加速はXMAX250のほうがスムーズということ。100キロ前後での巡行もXMAXのほうがエンジン音が小さくより快適にこなせるが、ウインドスクリーン次第。

ウインドスクリーン

バーグマン200ABS

そもそもなぜ最高速度が100キロを超えてくると不快に感じたXMAX250と比べてそこまで速度を出せたのか。まぁ夢の内容なので出たか、出てないかは置いといて…

ロングスクリーンのおかげ。これに尽きる。公式サイトには

人間工学に基づいて設計されたウインドスクリーンは、高い整流効果で高速走行時の風圧や寒冷時の風、雨などによるライダーの負担を軽減するロングタイプ。

SUZUKI バーグマン200ABS公式サイト

このように記載されているが、まさにその通り。さすがに120-130キロと速度を上げると風圧がすごかったのだが、100キロ前後ではこのロングスクリーンのおかげもあり快適に走行できた。排気量や加速、合流などでは確かにXMAX250のほうがよかったが、ウインドスクリーンはバーグマン200ABSのほうが実用的だったので快適に走れた。

XMAX250ABS

XMAX250のウインドスクリーンが悪いように聞こえるが、これは当日調節できなかったというのが一番の原因。だが、XMAX250の不満点の動画でもまとめた通り「工具が必要なスクリーン」というのは明白。

そもそも長いバーグマン200ABSのようなタイプ、もしくは電動で可変ができるFORZA250や手動で2段階調節ができるADV160などは「工具が必要でない、もしくはそもそも長い」なので特に不満に感じなかったが

ロングツーリングや雨の日はこのウインドスクリーンの影響は思っている以上に大きい。

特に高速道路のような場所での風圧は、市街地走行とは比べ物にならず疲労につながるのでどちらが果たして快適なのか。と言われると難しい選択になる。

重量

どちらも優れた次世代ビクスク。

バーグマン200ABS

バーグマン200ABSの重量を一つとってもかなりの軽量なことに驚くだろう。重量:165kgだ。PCX125が130kg前後(年式による)そして、過去流行ったビクスクはどれも重いものが多い。HONDA FUSION250はちょっと軽いので例外かもしれないが…

たが、話を鈴木のビクスクに移すと「スカイウェイブ250」は重量200キロオーバー。僕の乗っているビクスクも200キロオーバー。125ccと過去のビクスクの間を取ったようないい感じの軽い重量で160kg前後の車体は扱いやすい。

現代の社会のニーズにマッチしている「次世代ビクスクとして」いい車体重量だと思ったのだが、何度も言うが生産終了。

XMAX250ABS

重量がライバルバイクHONDA FORZA250と比べて少し軽いのがXMAX250の一つ優れた特徴だ。バーグマン200と比べると少し重い179kg。

乗車した印象としては軽い。というのが素直な印象だった。ただ、全長がバーグマン200ABSより長い、そして重たい分この2台で比較すると扱いやすさはバーグマン200ABSのほうが良い。

だが、特に扱いにくいというわけでもなかったためバーグマン200ABSが優秀だったと思っておく。

外観と価格

バーグマン200ABS

価格:571,340円
XMAX250と比べて約8万円の差になる。また、外観はバーグマンシリーズなだけありバーグマン兄弟と似ている部分が多々ある。実用性とスポーツ性を調和させたデザイン。

XMAX250ABS

価格:654,500円
外観はやっぱりXMAXのほうが好きだなぁ。と個人的には思っている。スポーツ性に特化したような見た目で流線形デザインはMAXシリーズのアイコニック。

XMAX250とバーグマン200ABSの欠点について

ここまでの話を率直に聞いているとバーグマン200ABSのほうが良いバイクに聞こえるかもしれない。だが一応欠点も掘り下げておく。

XMAX250

ウインドスクリーンだけ。とにかくこれだけどうにかしたい。

バーグマン200ABS

個人差ももちろんあるがとにかくシートがお尻に合わなかった。シート高を低くするためかシートのあんこがかなり少なかった印象。「ツーリングにいこうかな!」っていうよりは市街地でちょっと走るとお尻が痛くなった。

積載量も確保されておりいいバイクなのだが、とにかくお尻が痛い。

だが、全長が2050mmと125cc、150ccなどよりちょっと長い程度で駐輪しやすかったり、いいところは探せばもっと出てくるが「価格が高い」

確かに完成された良いバイクなのだが、PCX160が412,500円で約16万円も高い。

果たして150-160ccでも人気のPCXシリーズ。PCX160とバーグマン200を比較した場合訳16万円高いバーグマン200を購入する必要があるのか悩んでしまうかもしれない。

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